面接の心得.2

さて、心得.1では相手のことを想像する事で、多少気持ちに余裕を持って臨んでいくことをお伝えしました。

心得.2では、もう少し実践的なところに触れて行きたいと思います。

殺し文句は何?

はっきり言って、面接で失敗するというのは準備不足であることがほとんどです。

とはいえ、『何をどう準備すれば良いのか、分からない』という風に皆さん思うでしょう。

そもそも、いざ面接だというタイミングで忘れてしまうのは、面接とは自分をその企業に売り込む営業活動であるという事。

自分が消費者の立場だったら、どんな商品に手を伸ばしたくなるか、思い描いて見てください。自分にとって必要である、ないしはこの部分が魅力的だから是非買いたいと思った物を普段買いますよね。

個人面接なら20-30分、集団面接だと自分の持ち時間は数分間しかないでしょう。言いたい事は沢山あると思いますが、ダラダラ喋ってはいけません。

面接官に『お、こいつは面白い奴だ』『もう少し話を聞いてみたい』と思わせたら勝ちなのです。色んな事を話す準備をして面談に臨むと思いますが、自由に喋れるかすらわかりません。ハプニングはつきものです。

そんな時のためにも、これだけは絶対に相手に伝えるんだというエピソードを、必ずひとつ選んでおくようにして下さい。選ぶポイントは、質問されてもいくらでも返答できるエピソードか否か、この観点が大事です。

会話のキャッチボールができないような、薄っぺらいものは面接官には刺さりません。あなたのキャラクターがわかるようなものだと、好印象と共に面談がスムーズに進むと思います。

(つづく)